テッド・デミ監督。
 NYから故郷に帰ってきたしがないピアニスト、ウィリー(ティモシー・ハットン)を軸にした、二十代後半という結婚を意識しなければならない年頃に達した人々の群像劇。
 「結婚という選択に踏み切れない」男達と、同じ年ながらずっとしっかりした自分の視点、自分の恋愛感をもっている女達を描いたものだろう。しかし、一人一人を深く描写できていないためか、まだ適齢期には少し早い私にはいまいちぴんとこなかった。群像劇っていかに一人一人を丁寧に描きつつ、映画の枠に収めるか、という難しさがあるよなー。 なので、その点よりもウィリーからみた、田舎の描き方が興味を引いた。田舎の人間関係の濃さって暖かいのだけれど、長くいると絡め取られてしまって身動きできなくなってしまうような気がする。デッドロック、というのはいいすぎにしても、キャリアビルディングとか、望むべくもないもん。その辺が上手く現れてる。私も田舎が嫌で上京したので。
 あと、ナタリー・ポートマン、めちゃくちゃ綺麗だったけど、大人の男の人が好きそうな、現実感ない女の子のやくだったのが、ちと残念。でも、彼女の経歴見てると、本人もこんな感じなのかも、というきもする。
  

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